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波に揺られて、無になる / 信太 美月(Mizuki Shida)

2021.10.21 (木)

波に揺られて、無になる / 信太 美月(Mizuki Shida)

「無為に還す」という言葉を掲げ、国産植物のジュースパウダーを開発・提供する「Auna(アウナ)」。私たちAunaを取り巻く人々に、普段の暮らしやライフスタイルをお聞きするMagazineをはじめました。

あなたの心身を「無為に還す」きっかけを創れたら幸いです。

無為(むい)とは作為的でないこと。自然の理に反して、故意に何かを行わないこと。

第一回となる今回、話を聞くのはLATTEST表参道・原宿でバリスタとして働きつつ、モデルとしても活躍する信太 美月さん。都心と千葉の海を行き来するライフスタイル、その生活で培われる感覚について話してくれました。

「私は千葉と茨城の県境、銚子の出身です。地元の海は波崎(はさき)で、海のすぐ近くに住んでいたし、もともと父がプロサーファーということもあって、海にはずっと慣れ親しんで生きてきました」

海の近くに住んでいたなら、小さい頃から波に乗っていたはず。そう思って聞くと、本格的にサーフィンをはじめたのは最近だと話します。

「週1くらいのペースで海に行くようになったのはここ最近、一年くらいです。昔はサーフィンをはじめようとすると、よく父に止められました。男ばかりのコミュニティだし、波に乗るのは早い者勝ち。気が強くなる娘を心配したんだと思います」

サーフィンから娘を遠ざけたい父と、それでも波に乗りたがる娘。「親の心子知らず」とは古い言葉ですが、それでも海で遊びたい美月さんは、お父様の動画係として海に一緒に行ったり、ボディボードに乗ったりして幼少期を過ごしたそうです。

そのように、かつて海が常に身近にあった美月さん。しかし、現在バリスタを勤めるLATTESTは東京の表参道・原宿にあります。都心で働き、休みの日は海に向かう。今の美月さんにとって、都心の喧騒を離れて「海に行くこと」はどのような意味をもつのでしょうか。

「週に一回、海に入るだけで浄化されているのかもしれません。心と体が軽くなる感じ。波が悪い時は砂浜を歩いたり、寝転がったり。アーシングって言いますよね。地球に触れることでパワーをもらうのか、自分のエネルギーを放しているのか分からないけど、すっと楽になる感覚があります」

しかし「サーフィンは楽しいことだけじゃない」と続けます。

「波に乗っている時間は楽しいけど、そのためには波を乗り越えて沖に出ないとならない。初心者の私にはそれが毎回つらくて厳しいから必死でやっています。仕事や対人関係の悩みも全て、何もかも忘れさせてくれる。Aunaの“無為に還す”は、私にとって海に入ること。日常から離れて波に揺られて、目の前のことに集中して“無”になる時間なんです」

最後にAunaのどんなところを良いと思ってくれたのか、聞いてみました。

「がさつで面倒くさがりな私にとって、Aunaはパウダーを混ぜるだけだから簡単。フレッシュジュースに混ぜたり、カロリーが気になる時は水で飲んだりしています。あと、撮影前はクレンズ前後の準備食や回復食としても。野菜を買ってもダメにしちゃうことも多いけど、Aunaは保存も楽だし長持ちするところがいいです」

信太 美月(しだ みづき):LATTEST表参道・原宿でのバリスタとしての活動と並行して、モデルとしても活躍中。COFFEE LIFESTYLE BRAND「One and only works」では自ら服をデザインしている。

Instagram:@shidamizuki
text:Auna Magazine Editorial Department
photo:hyogen(@ryokawanophoto / @tkamoto